美術館探訪記

群馬県・妙義山麓美術館

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 今回の美術館探訪は、群馬県にある「妙義山麓美術館」を訪ねてみました。

 この美術館は、画家、稲川庫太郎氏が平成三年の秋に開設した施設で、まさに妙義山麓に位置しています。訪ねた日は平成十年の十一月。当フォーラムのメンバーでもある群馬直美さんの展覧会「葉っぱのメッセージ」と、「没後30年・福田たね展(青木繁に縁のある女性)」が同時開催されていました。企画展示の無い時は稲川庫太郎氏御本人の作品を陳列しているとの事です。大都市圏からは遠方に位置しますが、周囲の景観を楽しみながら時間をかけて訪れてみる価値のある美術館です。
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 稲川氏(写真右)は、妙義山に深い思い入れがあり、御自分でも描かれると共に、妙義山を描いた画家達の作品も多く展示されています。そそり立つ岩が特徴的な妙義山ですが、四季折々の姿をこの美術館から展望する事ができます。
 画家の群馬直美さん(写真左)は、名字と同じ群馬県の出身です。縁あって稲川氏の目にとまり展覧会開催という運びになったそうです。このホームページのオンラインギャラリーでも群馬さんの作品を公開していますが、群馬さんは植物、それも木の葉を主体に創作活動を続けておられる作家です。美術館の周囲は本物の美しい木の葉ばかりですから、今回は都会のギャラリーで行う展示とはちょっと勝手が違ったかもしれません。しかし、群馬さんの木の葉は周囲の自然に負けず、しかも調和していたように思います。今回は書家とのコラボレーションによる合作も展示されていました。
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 この美術館のユニークなところは、「皆様の広場」という付属施設を一般の方に開放している事でしょう。(写真左)訪れた日もご覧のように多くの画家さんで賑わっていました。美術館のある場所は、もとは堤があったそうで、周囲より小高くなっています。その為、妙義山を展望するには絶好の位置です。施設も整っていることから、個人のみならず、色々な美術クラブがバスなどを使って団体で訪れるそうです。館内には喫茶店もあり、(写真右)鑑賞する楽しみと共に、のんびりと描く楽しみも味わえます。

妙義山麓美術館
〒379-0226 群馬県碓氷郡松井田町大字行田字村東822-1
TEL 027-393-5500

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撮影、記事:六本松 取材:1998.11 登録:1998.12

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